カワハギ斬-ZAN!!-TypeMHユーザー【安藤 典久さん】
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【User’s Profile】
安藤典久さんは、ルアーフィッシング出身の実力派船釣りアングラー。
釣果だけに囚われず、自分の釣りの楽しみ方、可能性を広げるべく硬調のカーボンソリッドトップを取り入れる。
ホームとする南房館山の乗合い船では常に上位に入る実力者。
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魚種の釣り分けという課題をカーボンソリッドでクリアしたい!
カワハギ釣り歴も6年目に差し掛かった一昨年、メインフィールドとして通っていた館山湾では、例年以上にキタマクラが増えていました。
これまでの軟調ロッドによるボトム中心のフィネススタイルでは彼らの猛攻に太刀打ちできず、これはもう新たな釣りを身につけなければならないと練習を重ねていたんです。
でも、キタマクラとカワハギのシグナルが見分けられず、あちらを避けるどころか、かえって引き寄せてしまう始末で悩みは深まるばかりでした。
そんなとき、ふと頭に浮かんだのが「カーボンソリッド穂先」。
これまで使っていたチタン合金穂先と比べて手感度が鋭く、釣りの繊細さに新たな道が開けるのでは、と感じ始めました。
そして昨年のシーズンが始まる頃、ずっと気になっていた大西釣具工房さんの試釣イベントが開催されるという情報が耳に入り迷わず参加。
当日は、斬-ZAN!!-シリーズの3本を試させてもらいました。
代表の大西さんとテスターの小林さんから、各モデルの使い方やカワハギ釣りのあれこれについて実践的なアドバイスをもらいましたが、特に「TypeMH」と「TypeHH」には衝撃を受けました。
ボトムの硬さや形状がはっきりとイメージでき、どんな魚でも初動のコンタクトが手に取るように伝わってきたのです。
正直、手感度の解像度の高さが穂先の素材によってここまで変わるとは思っていませんでした。
オールラウンドに使えるTypeMHがお気に入り
試釣してみて特に気に入ったのがTypeMH。
イベント当日は、TypeMHで後半にその日一番の良型を掛けました。
するとこのロッド、張りの強さがありつつも良型カワハギの突っ込みにもしなやかに耐えてくれる。
「良型の多い館山湾の釣りにはこれだ!!」と確信。
すぐにTypeMHを注文することにしたのです。
適度な張りとしなやかなトルクでオールラウンドに使用できるので、カーボンソリッドならではの擦過シグナルを取る釣りから時には集寄を付けた誘い掛けの釣りまで使用頻度は非常に多く、あれから1年経った現在はこのTypeMHをメインロッドとしています。
TypeMHを自分の釣りに組み込むことで、それまで悩んでいたキタマクラとカワハギのアタリの判別もかなりはっきりとできるようになり、ボトムの形状を意識した釣りの奥深さや、ワッペンサイズのゲームの楽しさにも触れることができ、カワハギ釣りの楽しみが一段と広がった気がします。
これからも釣果だけにとらわれず、魚の微かなシグナルに応じるプロセスを楽しみながら、カワハギ釣りを続けていきたいと思っています。
近年の東京湾でトレンドとなっている軟調ロッドによるフィネススタイル。
やはり安藤さんもフィネスから入って実績を上げていましたが、時間帯や海況によっては限界があることを疑問に感じていたそうです。
そしてカーボンソリッドをチョイスしこの疑問を解決。
更に今シーズンはカーボンソリッドの特性がより活きるワッペンゲームにも挑戦し、その楽しみを広げています。