スペック

 

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斬-ZAN!!-ブランドの名の由来となった、極先調子のカーボンソリッドトップカワハギロッド!!

他の追随を許さない圧倒的な手感度を有する硬調ロッド。

その根幹を成すのは高硬度カーボンソリッドトップによる擦過シグナルの入力と、それを減衰させずに手元に伝える高反発素材を肉厚に仕上げたブランクスです。

 

カワハギは、針が魚の口の中にぶつかった際や、違和感を感じて首を振った際に出る普通のアタリとは全く別の、独特なシグナルを出す魚。

そのキーワードは擦過(さっか)、つまりカワハギの硬い歯と針が擦れることで発生する信号です。

このカワハギ特有の擦過シグナルを捉えることでもたらされる釣り人のアドバンテージのひとつが カワハギのファーストタッチを感じ取ることができることです。

例えば、カワハギが餌のアサリをついばみ始めてから完食、つまりツルテンにされるまでの時間が20秒あるとしたら、TypeHHはファーストタッチから完食までの20秒間いっぱいを使って勝負をすることが可能です。

 

そしてもうひとつのアドバンテージは、カワハギのアタリをほぼ完璧に見分けることができるということ。

エサ取りが多いポイントでは、カワハギのアタリだけを見極めて掛けていくことができるので闇雲に全てを掛けてしまうより圧倒的に有利であり、且つ楽しい釣りが展開できるようになります。

 

また、この擦過シグナルの感度を高めたことにより、錘から伝わる海底の情報量も一気に増大しました。

 

例えばそれまで単に砂地が広がっていると感じていた海底に、 部分的に砂利の多い場所があったり、ポツポツと石コロが転がっていたり。

また、根のエッジの感触も尖っているのか丸いのか、ゴツゴツしているのか滑らかなのか等がロッドを持ち替えた途端にくっきりと見えてくるのです。

 

更に詳しく : 奇跡の手感度は偶然から生まれた。

 

硬調なのに掛けやすいのは極先調子穂先だから

現在市販されているカワハギロッドの中で硬調を謳ったもののほとんどは、ソリッド部分をあまり曲がらない調子に仕上げているようです。

このようなテーパーデザインにならざるを得ないのはひとえに「破損防止」。

ロッドは先端にいけばいくほど細くなりますが、細いところにクイッと曲がる部分を作ると負荷はがそこに集中し、破損のリスクはどうしても上がらざるを得ません。

であれば、そのリスクを避けるために曲がらない穂先にする、というのは理にかなっているのです。

しかし、折れ難いから全て良し、かというとそうではなく、今度は魚を掛け難くなってしまうというジレンマが生まれます。

これは「カワハギが首を振った際に針先がズレて良い位置に移動しストンと刺さる」=「針先が掛かりどころを探す動きをすることで確実になる」というフッキングのメカニズムが働いているから。

このフッキングメカニズムをサポートするために穂先の先端にはその動きに適度に追従する「掛け代」を作ってやるのが理想です。

考えてみれば、そもそも先調子とは「先が曲がる」もののこと。

先も曲がらない棒のようなロッドは硬調子ではあっても先調子ではなく胴調子に分類されます。

そこでカワハギ斬-ZAN!!-TypeHHの穂先は感度を落とさずに掛けやすい極先調子を目指し、高硬度カーボンソリッドの先端数センチがクッと曲がるようにテーパーデザインを設計。

これだけの硬調、高感度でありながら軽く持ち上げるように乗せ込む動作で穂先が入り、簡単にカワハギを掛けることが可能になるのはこの部分あってこそなのです。

【参考動画】

もちろんTypeHHのような硬調ロッドでは、カワハギの活性がフィネス寄りの状況になってくるにつれて「アタリを弾く」現象が発生してきます。

そうなった時にはより掛け代の大きいTypeMH → TypeM → TypeSとシフトダウンし、シリーズ4機種で全ての状況にアジャストしていくことも可能です。

なお、魚の掛けやすさと感度を保つためのこのような極先調子の構造は、棒のような一本調子の構造に比べればどうしても破損のリスクは大きくなってしまいます。

そこで必要になるのが正しい取り扱い方です。

 

【重要】カワハギ斬-ZAN!!-シリーズ使用時の注意事項

カワハギ斬-ZAN!!-をご使用いただく上で注意いただきたいことがあります。

まずはシリーズ全般に必要なのが「竿先と道糸の角度(ロッドアングル)を極端な鋭角にして使わない」ということ。

特に近年多く見受けられる危険な操作がアングルを鋭角にしたまま行う激しい誘いそして顔の前でロッドを立てる取り込み、のふたつです。

 

鋭角にした上で更に負荷を掛けるので折れやすくなるのは当然ですが、比較的折れ難い素材の穂先(特にチタン合金)を搭載したロッドではこれがある程度許容されます。

素材の許容度の高さに任せて穂先にダメージを与え続ける間違った操作を行い、これを癖付けてしまっているケースが散見されるようになりました。

しかしながら、カワハギや湾フグ、マルイカ等の極端な先調子のロッドでは蓄積されたダメージはいつか破損となって現れます。

つまり、素材毎に耐久時間に差があるだけで、ダメージはダメージとして残っている訳です。

 

カワハギ斬-ZAN!!-シリーズは、素材の持つ感度特性とそれを活かした調子、そしてこれらを正しく使った際の楽しさを徹底的に追求して設計しています。

逆に言えば、多くのロッドメーカーが行う「間違った取り扱いにも暫く耐えられる」という性能は考慮していない、とも言えます。

もちろん正しく扱うことができれば破損とは無縁。

そして正しい取り扱いを身につけてしまえばどんなメーカーのどんなロッドでも穂先を折ることは無くなるという事になります。

正しい取り扱いに関しては動画、及びブログ記事でも詳しく解説していますので、是非参考にしてください。

 

関連記事 : よく穂先を折る人必読!!ロッドビルダーが教える破損防止法

↓↓カワハギ斬-ZAN!!-シリーズ 他のラインナップ↓↓

・カワハギ斬-ZAN!!-TypeHH

・カワハギ斬-ZAN!!-TypeM

・カワハギ斬-ZAN!!-TypeS