
スペック


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目指したのは誘いのコントロール性能と擦過シグナルの共存
カワハギ釣りにおいて非常に重要な誘いのパターンである「ボトムで錘を立たせたり寝かせたり」という小さな動き。
この数センチ単位の緻密なアクション = 小さなピッチの「誘い」を簡単に行えるように、とテストを繰り返して完成したのがカワハギ斬-ZAN!!-TypeMHです。
穂先から穂持ちにかけての調子は、小さく、且つ確実に錘を動かすための設定。
もちろん、穂先にはTypeM、TypeHHと同様に硬度の高いカーボンソリッドを使用し、擦過シグナルも補完しています。
擦過シグナルの察知能力はTypeHHを10とした場合、TypeMHは7といったところ。

また、穂持ちから胴にかけての曲がりも、中間から若干硬め寄りで、適度なパワーとしなやかなトルクを保った扱いやすい仕上がりとなっています。
バーサタイルに使えて、擦過シグナルの入門にも最適
カワハギ斬-ZAN!!-のラインナップでは、TypeHHとTypeSが言ってみればカワハギロッド界での両極の存在でしょう。
TypeHHはとにかく「擦過シグナルを察知すること」に重きを置いたストロングスタイルに特化し、ブランクスから穂先までをかなり硬調、且つ肉厚に仕上げました。
一方TypeSはフィネスに特化し、繊細な穂先による「目感度」、柔軟に曲がり込む穂持ちから胴で誘い掛けアクションのコントロール性とオートマチックなフッキングを補助することを目指しました。

つまり、どちらのロッドも非常に尖った、両極端のコンセプトに基づいた設計。
そんな中でTypeMHは、比較的破損のリスクが少ないマイルドな調子です。
初めてのカワハギ‐斬ZAN!!‐として扱いやすく、また、擦過シグナルをしっかり体感しつつも誘い掛け系の釣りにもバーサタイルに使用できる汎用性の高いモデルとなっています。
【重要】カワハギ斬-ZAN!!-シリーズ使用時の注意事項
カワハギ斬-ZAN!!-をご使用いただく上で注意いただきたいことがあります。
まずはシリーズ全般に必要なのが「竿先と道糸の角度(ロッドアングル)を極端な鋭角にして使わない」ということ。
特に近年多く見受けられる危険な操作がアングルを鋭角にしたまま行う激しい誘い、そして顔の前でロッドを立てる取り込み、のふたつです。
鋭角にした上で更に負荷を掛けるので折れやすくなるのは当然ですが、比較的折れ難い素材の穂先(特にチタン合金)を搭載したロッドではこれがある程度許容されます。
この穂先素材の許容度の高さに任せたロッドにダメージを与え続ける間違った操作を癖付けてしまっているケースが散見されます。
しかしながら、カワハギや湾フグ、マルイカ等の極端な先調子のロッドでは蓄積されたダメージはいつか破損となって現れます。
つまり、素材毎に耐久時間に差があるだけで、ダメージはダメージとして残っている訳です。
カワハギ斬-ZAN!!-シリーズは、素材の持つ感度特性とそれを活かした調子、そしてこれらを正しく使った際の楽しさを徹底的に追求して設計しています。
多くのロッドメーカーが考慮する「間違った取り扱いにも耐えられる」ための性能は考慮していません。
もっと言えば、そのために素材の性能をスポイルさせてしまうよりもユーザーさんに正しい使い方を知ってもらう啓蒙活動に力を入れよう、というのがO.F.Fの考え方、ということですね。
もちろん正しく扱うことができれば破損とは無縁。
そして正しい取り扱いを身につけてしまえばどんなメーカーのどんなロッドでも穂先を折ることは無くなるという事になります。
正しい取り扱いに関しては動画、及びブログ記事でも詳しく解説していますので、是非参考にしてください。
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